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ぼのぼの

雪が降りしきる中買い物に行ったら疲れた…。しかし雪が積もってしまうと遠くへは行きにくくなるので。
というかこれ明日積もるぞ…。(と思って確認したら積もってたw)

さて今回は「ぼのぼの」。
何だそれ?という方いると思います(以前一度紹介したかも知れませんが)。簡単に言うと1990年あたりに出版されたラッコのぼのぼのが主人公の「いがらしみきお」さん作の子供向け?漫画です。登場キャラクターは人ではない動物等です。TVでも放送していたことがあるようなのでそちらのほうで知っている人もいるかもしれませんね。
ちなみに自分の「ぼのぼの」との出会いは母親が漫画を持っていたからでした。子供のころにはまり、読んでいたのですが何故か7巻までしかなく続きが気になってました。その後大学に入ってから近くの書店に行った時に中古100円で売っているではないですか!一も二もなくすぐに買いましたw(現段階では5巻~15巻まで。全巻数はもっともっとあるようなのですが…)。

ぼのぼの5巻より
ボクらはムリばかりしている。
ボクらはムリばかりして、どうなりたいのだろう。
キミはどうなの?どうなりたいの?
どうなりたくないの?
どうしてそう思うの?どうしてそう思うの?
ボクはどうなりたいの?
ボクとキミはどうなりたいのったら。

ぼのぼのは悩み多ラッコの子供ですw。いろんなものに興味を持ち、そして疑問に思います。
このお話の時のぼのぼのは傍観者でした。ぼのぼのがいつも慕っていた「大人」のスナドリネコさんがヒグマの大将を助けに外から来た他のヒグマと戦うお話でした。
ぼのぼのはその戦いは見てませんでしたがボロボロになって帰ってきたスナドリネコさんをみて何か思ったのでしょう。
ここで近くにいた「大人の爺さん」のオオサンショウオさんがたまりかねてスナドリネコさんに説教します。

生き物の目的は生きて死ぬことだけだと。余計なものを一つ足すと不幸も一つ増える。だから出来ないことを守って楽に生きろと。

それに対してスナドリネコさんはこう返しています。

オレは楽に生きている。生きていくことはどんどん壊れていくことだ。それを止めるのは誰にもできない。だから生き物は新しいものを作るしかない。確かに新しいものは余計なものばかりだが、その余計なもので不幸になるとしたらその不幸も余計なものだ。そして幸福もな。だからオレは平気なんだ、と。

難しい話です。小さいころ読んだころはぼのぼの同様良く分からなかったです。
…そして今もw。不幸も幸福も「余計なもの」だと言いきって新しいものを作っていくスナドリネコさんと、一方で無理をせず自分の出来る範囲のことしかせず堅実に生きてきたオオサンショウオ爺さん。
もちろんどちらの生き方が正しいということはありません。
しかし愚かなことをたいがい知っていて絶対やらないオオサンショウオ爺さんは孤独でした。

ムリをするかしないかは人それぞれ、状況それぞれだと思いますが、できれば自分は少しくらいても新しいものを作っていきたいと感じました。自分はスナドリネコさんのように不幸や幸福を余計なものだと割り切って考えられず、喜んだり落ち込んだりしますがそれでも「出来ない」と決めてやらないよりは愚かなことでもやったほうがいいのかな?と思います。

ぼのぼのと読んでいると時々哲学系の考えに耽ることがあります。知識が深いわけではないので答えには至りませんが…w。



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