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注意を引く

とある授業中、周りのみんながあまりにも授業に関心を示していないのでどうしたらみんなが聞くようになるか考えてみました。


過去に心理学(臨床ではなく実験)を習った時、こんな話を聞いたことを思い出しました。

「人は耳から入った言葉でも自分が知ってる、特になじみのある言葉を言われると関心をそちらに向ける」というものがありました。その最たる例は「自分の名前を呼ばれる」ということだそうです。例え難しい言葉を並べられていて退屈していても自分の名前が入っているとなぜかその部分だけが聞こえ反応してしまうとか。つまり「自分の名前」を聞くことによって関心がそっちに向くのです。
これは意識がない時でも反応があるらしいです。寝ている人や、気を失っている人に名前を呼んであげるのが一番反応するなのだとか。
またこれはポーさんの考えですが「空耳」もこの効果によってのものじゃないかと思います。外国の言葉でも自分の知っている言葉に近い言葉には反応して自分の知っている言葉だと思って勘違いしてしまう。おそらく流して聞いていてもその部分だけは聞こえてしまう。外国語ではなくても日本語でもつい自分の名前に近い言葉を言われると返事をしてしまう。
他には地獄耳とかもおそらくこの類ではないかと。関心がなかった方向から知っている言葉が来るとその方向に注意が向いてしまう、そんなものです。

さてさてではこのことを応用してどうやって授業に関心を向けるか。さすがに一人ひとりの名前を呼びながら授業をするわけにはいきませんよね…。
そこで強力な注意を引くこのフレーズ、「テストに出ます。」!
これを言われると笑っちゃうほど多くの生徒が顔を上げますw。「今まで聞いてなかったのに何で…」と思いますが、これは先ほどの原理。関心があるテストに関してはどうしてか勝手に注意が向いてしまう。さすが人間、便利に出来ているw。
ただしテストに関心がない生徒はもちろん関心を引きません。他に関心がありそうな話で注意を引くことが必要になります。
まぁ人間には他に「慣れ」というものがあるので、あまりにも何度も「テストが…」と言っていると関心が向きにくくなるとは思いますが。

なるほど、ここぞという時に「テスト」を出せばいいのか…。面白い結論だw(自己満足)。
うん?

あ。

今気付いたが。
自分が授業に関心を持ってねぇぇぇぇぇぇ……!!!!!



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